0の防犯意識を10にする、意識するしないで犯罪に巻き込まれる可能性も大きく違ってくるでしょう。安心できる毎日になるよう少しの対策からでも良いのでぜひ意識してみてください。
個人情報への意識の甘さ
ストーカーに悩んでいた女性、ある日教えていないはずの携帯電話にストーカーから無言電話がかかってくるようになり恐怖を感じていました。最終的にテレビ番組協力のもとストーカーは弁護士に注意・説得され事態は収束の方向へ進んでいきました。
でずがここで疑問が残ります。なぜ教えていない電話番号をストーカーは知ることが出来たのでしょうか。
犯人は「捨てた郵便物」から個人情報を調べていた
郵便物を皆さんはどのように捨てているでしょうか。どうせ燃えてしまうのだからとそのまま捨ててしまうと思わぬ犯罪に巻き込まれてしまうことがあります。今回のストーカー被害では、携帯会社からの請求書・明細書のゴミから電話番号が流出してしまったのです。こうした明細書には、電話番号以外にも自分の名前・家族の名前・家族構成・年齢・住所などの情報が書かれている事があります。またクレジットカードの明細書があると、どれぐらい借りているかなどの情報もわかってしまいます。
これらの個人情報はなにもストーカーだけが悪用するわけではありません。オレオレ詐欺、悪徳な金貸し屋など、目をつけられてしまう可能性もあります。
郵便物を捨てる時はシュレッダーにかける
書かれている内容がわからなくなるようにシュレッダーへかけてバラバラにする。またはハサミを使って切り刻む。油性マジックで塗りつぶす、など書類が毎月毎月くると細かい作業で面倒ではありますが、身を守るためには必ずやらなくてはいけないことです。
郵便ポストにはしっかり鍵をつける
マンションなど1階にまとまって郵便ポストが備え付けられていますが、わざわざ開けるのが面倒だからといって鍵をかけないでいると、先ほど書いたように個人情報が記載された郵便物を悪用されてしまうことがあります。ダイヤル番号で開けられる南京錠もございますので、つけておきましょう。またこの鍵は表側(郵便物を入れる側)だけのことではなく裏側(郵便物を取り出す側)もそうです。裏側がエントランスの中にあるからといって安全ではないので、もし鍵がついていないのならしっかりと欠けておきましょう。エントランス内でも入ろうと思えば他人が入る事も出来てしまいますから。
電話だからといって個人情報をべらべら喋らない
詐欺・悪徳な勧誘業者が電話にて個人情報を盗ろうとすることがあります。言葉巧みに、名前・家族の名前・電話番号など聞き出そうとします。不審なアンケート調査、銀行・市役所等を装った電話は必ず自ら正しい番号へ一度かけ直すようにしてください。
郵便物ひとつでもストーカー行為がエスカレートしてしまいます。個人情報への意識の低さは犯罪に巻き込まれる可能性があります。自ら自衛し、安心できる暮らしになるようにしましょう。