新生活が始まる時期が近づいてきました。学生の方は入学に伴い1人暮らしを始めたり、新社会人の方も会社近くで1人暮らしをする、など期待と不安で一杯ですね。また、子供が小学生に上がるぐらいになると狭くなった家から広めの家に引っ越したり、新居を構えたり、3月後半から4月前半は引っ越しのピークとも言えます。
となると、家探しを始めるのは2月~3月あたりが多くなります。今のこの時期だからこそ、引っ越し前に気を付けるべき鍵のポイントを知っておくとためになります。
引っ越しの時の鍵交換は必要?
不動産屋さんで家を探すとき、やはり価格は気にしてしまいます。敷金・礼金・月々のお家賃までは見ることができますが、やはり不動産屋さんもすべての情報をはじめから見せることはしないでしょう。
契約まで進むと思わぬ費用が上乗せされ、合計の金額は倍といったことはザラです。よく引越しをされる方ならご存知かと思いますが、不動産屋さんの手数料・前払い家賃1か月分・火災保険・お部屋のクリーニング費用などがかかることが多いかと思います。
その中のひとつに鍵の交換費用もあるかと思います。鍵の交換は物件によってはされない場合もあり、希望するなら別途費用で交換する、または貸主側が支払って交換される、契約時に借主が支払って交換する場合があります。主に借主が支払うことが多いでしょう。
この鍵交換は本当に必要なのでしょうか?
鍵の交換費用は安くない
基本的に借りる側が負担することが多い鍵の交換費用。ディンプルキーという性能が良い鍵でかつドアに鍵が2個ついているタイプなら2万円~3万円ほど取られてしまいます。少しでも費用を抑えたいのに、この出費はだいぶ痛いです。普通の鍵でも1万円ぐらいはかかります。
安全のためには鍵は交換すべき
賃貸の場合も中古の住宅の場合も、以下のようなことを頭に入れておきましょう。
- 自分が借りる前に住んでいた人がいるということ
- その人が合鍵を作っているかもしれないこと
- 合鍵を作ったことを管理人に報告していないかもしれないこと
- 全ての鍵を返していないかもしれないこと
- 前の住人の鍵を別の人が持っているかもしれないこと
- 前の住人の合い鍵を別の人が持っているかもしれないこと
鍵を交換しないと、前の人がその鍵をつかって泥棒や侵入犯罪を犯すかもしれません。また前の人の鍵を別の人が持っている、落とした合鍵を別の人が持っている、など可能性をあげるとキリがありません。
鍵交換は費用が高くても、自衛のために必ず行った方が良いです。
鍵を落としたらどうなるの?
鍵を管理会社が管理している場合、まずは報告します。勝手に鍵を交換してはいけません。鍵の交換費用を請求されますが、以下のようなケースもあることに注意。
高額な交換費用を請求された!
エントランスも開けられる鍵を失くしてしまった女性。管理会社に連絡すると、エントランスの鍵交換が必要と言われ、それに伴って連動しているマンション全体の鍵も交換が必要、費用は何十万と請求されたケース。
オートロックの場合はこうしたケースも中にはあるので、鍵の管理は厳重にしましょう。ただすべてのオートロック付きマンションがこのような対応をとるわけではなく、気になる場合はあらかじめ聞いておきましょう。カードキーなどの場合、なくした鍵を使えないようにすることもできます。費用は新しいカードキーの発行代金だけとなるので安く済みます。
持ち家・分譲マンションの場合
分譲マンションの自宅の鍵を失くした場合、どのように鍵交換すればいいかというと、鍵屋さんで交換してもらうことが出来ます。オートロックと連動した鍵の場合は、受注生産のためだいたい1カ月ぐらいはかかります。すぐ交換したい時は、自宅の鍵を違う鍵に交換してエントランスの鍵と2個持ち状態にする手もあります。
合鍵を増やしたい時は?
家族に渡したい、彼女・彼氏に渡す合鍵が欲しい、となった時は管理会社に連絡して注文します。もし町の鍵屋で作る場合は、その鍵も退去時に返却するようにしてください。